電車に乗り、席に座ると向かいの席にパッと見だが普通のサラリーマンが座っていた。

なんとなく足元を見るとこの猛暑の中なのに厚く肌の露出が全くない長さの靴下をしていた。

その後もなんとなく手元を見ると、裾から出ている部分から指先まで肌が荒れていた。

おそらくその肌はただ荒れているというレベルじゃなく、何かの病気じゃないかと思うような状態であった。

その肌は灰色に近いような肌色をベースに赤や緑の斑点が大量にあるものだった。

僕は今まで生きてきてどんな人も見た目だけで気持ち悪いなんて言わなかったし思いもしなかった。

それだけでなく、障がい者やアトピー持ちの人を気持ち悪いと思ってる奴は人間的に最低だと思っていた。

それなのに僕は、あの肌の荒れている人を気持ち悪いと思ってしまった。

今思い出しても意に反して吐き気がしてしまうのだ。

この悔しさはなんなのだろう。僕も最低な人間の一人だったんだ。